「カゼインプロテインって何?」
「おすすめのカゼインプロテインが知りたい!」
「カゼインプロテインの注意点は?」

今回の記事ではこのような声にお答えしていきます。
プロテインは原料によっていくつか種類があります。実は種類によって向いている人や飲むタイミングが異なることをご存じですか?
今回の記事では牛乳由来のタンパク質を含むカゼインプロテインについて徹底的に解説していきます。



おすすめのカゼインプロテインや特徴、注意点などご紹介します。
各プロテインのコスパ最強ランキングはこちら
カゼインプロテインの選び方


カゼインプロテインを選ぶときはこちらのポイントが参考になります。
- 摂取できるタンパク質と価格とのコストパフォーマンスで選ぶ
- 製造場所・第三者機関による検査や認証を受けている製品を選ぶ
- タンパク質以外に摂取できるアミノ酸やビタミンなどの栄養成分で選ぶ
- 添加物や人工甘味料の少ないものを選ぶ
- フレーバーの種類や味、飲みやすさで選ぶ
コスパを確かめたい時はタンパク質あたりの価格を計算して比べるのがおすすめ。メーカーによってタンパク質含有量や容量はバラバラなので、一律に比較しやすいです。
タンパク質以外の栄養分が含まれているものはコスパが落ちるデメリットもありますが、まとめて栄養素が摂れるメリットも。サプリメントを使っている方におすすめです。



毎日飲むものなので安全性や飲みやすさも要チェックです。
カゼインプロテインおすすめランキング!コスパの良い順に紹介
高タンパク質でコスパ最強のおすすめカゼインプロテインをランキングでご紹介します。
いずれもコスパが良く、日本でも人気の高いプロテインを厳選。なお、コスパは1食分から摂取できるタンパク質の量と金額を比較して算出しています。
同じメーカーのプロテインでも、フレーバーによって多少成分が変わることがある点は注意してください。例えばノンフレーバーやプレーン味は、甘味料や香料が入っていない分タンパク質含有率が高い傾向にあります。



総額ではなくタンパク質あたりのコスパで比較しています。
プロテイン名 (上位順) | タンパク質 (1食の推定g) タンパク質含有率 | 総容量 タンパク質総量 金額 | コスパ (タンパク質1gに 対しての金額) |
---|---|---|---|
![]() ![]() ①MAD PROTEIN (マッドプロテイン) カゼインプロテイン | 24.3g (1食約30g) 81.0% アミノ酸スコア100 ノンフレーバー | 容量1,000g (810g) ¥3,480 | 4.30円 |
![]() ![]() ②NICHIGA(ニチガ) カゼイン ミセルプロテイン | 15.7g 無水換算値 (1食約20g) 78.5% プレーン味 | 容量1,000g (785g 無水換算値) ¥3,679 | 4.68円 無水換算値 |
![]() ![]() ③バルクスポーツ プロテイン ビッグカゼイン カゼインミセル100 | 24.3g (1食約30g) 81.0% プレーン味 | 容量1,000g (810g) ¥4,680 | 5.78円 |
![]() ![]() ④ULTORA(ウルトラ) スローダイエットプロテイン | 21.5g (1食約30g) 約71.67% クリアヨーグルト風味 | 容量1,000g (716g) ¥5,049 | 7.05円 |
![]() ![]() ⑤森永マッスルフィット プロテイン ウイダー (ホエイ&カゼイン) | 20.0g (1食約30g) 約66.67% アミノ酸スコア100 ミルクキャラメル味 | 容量840g (560g) ¥3,980 | 7.10円 |
![]() ![]() ⑥SAVAS(ザバス) MILK PROTEIN 脂肪0 ミルク風味 | 15.0g (1食約200ml) | 24本 (360g) ¥3,230 | 8.97円 |
![]() ![]() ⑦DNS プロテイン カゼイン&ホエイ | 25.4g (1食約33g) 76.9% ミルク風味 | 容量630g (484g) ¥5,990 | 12.37円 |
低いほどコストパフォーマンスが良い
早速、ひとつずつ特徴を見ていきましょう。
①MAD PROTEIN(マッドプロテイン)カゼインプロテイン


MAD PROTEIN (マッドプロテイン) カゼインプロテイン | アンフレーバー |
---|---|
原材料名 | 乳たんぱく、(一部に乳成分を含む) |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:106.2kcal たんぱく質:24.3g 脂質:0.5g 炭水化物:1.2g 食塩相当量:0.09g |
その他成分 | – |
MAD PROTEIN(マッドプロテイン)が最もコスパの良いカゼインプロテインでした。
安さの理由は徹底的な自社開発にこだわっているから。原料調達から製造、販売まで一貫して行うことで、余計な中間マージンを挟まず、コストカットしています。



人工甘味料を使わず甘いフレーバーにしているのもポイントです。
②NICHIGA(ニチガ)カゼイン ミセルプロテイン


NICHIGA(ニチガ)カゼイン ミセルプロテイン | プレーン味 |
---|---|
原材料名 | 生乳(一部に乳を含む) |
栄養成分 100gあたり | エネルギー:357kcal たんぱく質:78.5g(無水換算) 脂質:1.3g 炭水化物:7.9g 食塩相当量:0.2g |
その他成分 | – |
NICHIGA(ニチガ)は無添加にこだわったカゼインプロテインです。
甘味料、保存料、乳化剤、香料などを一切使わずに製造されています。牛乳本来の自然な甘みなので、甘すぎる飲み物が苦手な方にもおすすめ。
また原料の生乳は成長ホルモン剤を使わず、自然に育てられた乳牛から調達しています。
③バルクスポーツ プロテイン ビッグカゼイン カゼインミセル100


バルクスポーツ プロテイン ビッグカゼイン カゼインミセル100 | ノンフレーバー |
---|---|
原材料名 | 乳たんぱく(乳成分を含む)(フランス製造) |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:106.5kcal たんぱく質:24.3g 脂質:0.5g 炭水化物:1.2g 食塩相当量:0.08g |
その他成分 | – |
バルクスポーツのビッグカゼインはカゼインミセルを使用したプロテインです。
一般的なカゼインプロテインと比べて生乳の自然な構造を保っているため、栄養価を損なわないのがメリット。吸収速度がさらにゆっくりになるという特徴もあり、就寝前に飲むのが特におすすめです。



甘味料が使われていないプレーン味です。
④ULTORA(ウルトラ) スローダイエットプロテイン


ULTORA(ウルトラ) スローダイエットプロテイン | クリアヨーグルト風味 |
---|---|
原材料名 | 乳清たんぱく (乳成分を含む) (アメリカ製造) 、乳たんぱく、 難消化性デキストリン、発酵調味粉末、乳等を主要原料とする食品 /クエン酸、甘味料(ステビア)、香料、乳化剤(大豆由来)、 V.C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、V.B6、V.B1、V.B2、V.B12 |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:114kcal たんぱく質:21.5g 脂質:1.5g 炭水化物:4.0g 食塩相当量:0.1g |
その他成分 | ビタミンC:27mg ナイアシン:6mg パントテン酸:3.5mg V.B6:0.8mg V.B2:0.2mg V.B1:0.7mg V.B12:2.7μg |
ULTORA(ウルトラ)のスローダイエットプロテインは、ホエイとカゼインのミックスタイプです。
人工甘味料が使われておらず天然由来のステビアを使って甘みをつけています。カゼインプロテインに加えて食物繊維が豊富なことも、腹持ちの良さに繋がっています。



ヨーグルト風味でスッキリ飲みやすいですよ。
⑤森永マッスルフィットプロテイン ウイダー (ホエイ&カゼイン)


森永マッスルフィット プロテイン ウイダー | ミルクキャラメル味 |
---|---|
原材料名 | ホエイたんぱく(乳成分を含む)、カゼインカルシウム、 キャラメルパウダー、砂糖、食用油脂 / 香料、乳化剤、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、 酵素処理ルチン、ナイアシン、パントテン酸Ca、 V.B6、V.B2、V.B1、葉酸、V.B12 |
栄養成分 1食(30g)あたり | エネルギー:114kcal たんぱく質:20.0g 脂質:0.6~1.6g 炭水化物:5.9g 食塩相当量:0.07~0.38g |
その他成分 | カルシウム:195mg ナイアシン:9.8mg パントテン酸:2.4mg ビタミンB1:0.46mg ビタミンB2:0.54mg ビタミンB6:0.57mg ビタミンB12:0.8~3.6μg 葉酸:80μg |
森永マッスルフィットプロテインはホエイとカゼインをミックスしたプロテインです。
吸収速度の異なる2種類のプロテインを合わせて飲むことで良いとこ取りできるのがメリット。カルシウムやビタミンB群も配合されていて、タンパク質を効率的に吸収できます。



馴染み深い森永のミルクキャラメル味でお菓子感覚で続けられるのも魅力です。
⑥SAVAS(ザバス) MILK PROTEIN 脂肪0 ミルク風味


SAVAS(ザバス) MILK PROTEIN | ミルク風味 |
---|---|
原材料名 | 乳製品(国内製造)、乳たんぱく質 /ビタミンC、ビタミンE、香料、ビタミンB6、ビタミンD |
栄養成分 200mlあたり | エネルギー:102kcal たんぱく質:15.0g 脂質:0g 炭水化物:10.6g 食塩相当量:0.26g |
その他成分 | カルシウム:476mg ビタミンB6:0.65mg ビタミンD:5.1~16.0µg |
SAVAS(ザバス)のMILK PROTEINにはカゼインプロテインが含まれています。
パックタイプでいつでも手軽に飲めるのが魅力。未開封なら常温保存が可能なのでまとめ買いしても管理に困りません。



ビタミン類とカルシウムが豊富で、脂肪分がZEROなのも嬉しいですね。
⑦DNS プロテイン カゼイン&ホエイ


DNS プロテイン カゼイン&ホエイ | ミルク風味 |
---|---|
原材料名 | ホエイたんぱく(乳成分を含む)、カゼインカルシウム、 マルトデキストリン、グルコマンナン、 乳等を主要原料とする食品、植物油脂 /L-ロイシン、 香料、乳化剤(大豆由来)、 甘味料(スクラロース、アセスルファムK) |
栄養成分 1食(33g)あたり | エネルギー:130kcal たんぱく質:25.4g 脂質:1.2g 炭水化物:4.3g 食塩相当量:0.4g |
その他成分 | ロイシン500mg |
DNSのカゼイン&ホエイは2種類のプロテインを1対1でミックスしたタイプです。
吸収速度の速いホエイプロテインと遅いカゼインプロテインを同量ずつ配合することで、長時間栄養補給ができない睡眠前にぴったり。忙しくて次の食事まで時間が空いてしまうという方にもおすすめです。



空腹感を紛らわしたい時に効果的なのが魅力です。
カゼインプロテインとは?メリット・デメリットについて


カゼインプロテインのメリットとデメリットについて、詳しく解説します。
メリット | 7〜8時間かけてゆっくり吸収 腹持ちがよく満腹感が持続する グルタミンが豊富 |
---|---|
デメリット | 乳糖不耐症の方はアレルギー反応を引き起こす可能性がある 消化が遅いため、胃腸の調子が悪い時は不快感を引き起こす可能性がある |
カゼインは牛乳に含まるタンパク質成分の80%を占めており、牛乳から脂肪とホエイ(乳清)を取り除いたときに残る不溶性の固形成分です。
ヨーグルトやチーズを作る際の上澄み液がホエイ、固まった部分がカゼインに当たります。このように、ホエイが水溶性なのに対して、カゼインは不溶性で固まりやすい性質があります。
そのため、固形物と同じようにカゼインプロテインは吸収速度が遅いという特徴があります。同じ牛乳由来のホエイプロテインが約2〜3時間で吸収されるのに対し、カゼインプロテインは7〜8時間かけてゆっくり吸収されます。
このため、腹持ちがよく満腹感が持続しやすいのがメリット。カゼインプロテインを飲むことで、血中のアミノ酸濃度を長時間、基準値より高いままで維持できます。
また、カゼインプロテインはアミノ酸の一種であるグルタミンを豊富に含んでいます。グラタミンはエネルギー源となるグリコーゲンの貯蔵・回復を促進する効果があると言われています。



デメリットは、牛乳由来のため乳糖を含む点。お腹を壊しやすい方や胃腸が弱い方は注意が必要です。
カゼインプロテインの飲み方について


カゼインプロテインは飲むタイミングを工夫することによってさらに効果を高められます。知っておくと得する飲むタイミングやテクニックをご紹介します。
- 間食・おやつの代わりとして飲む
腹持ちがよく満腹感が持続する - 運動後30分以内に飲む
最もタンパク質が効率的に吸収されるゴールデンタイム
吸収の速さが見込める「ホエイ×カゼインミックスタイプのプロテイン」にすること - 就寝の1〜2時間前に飲む
7〜8時間かけてゆっくり吸収されるため
※1日の摂取量は必ず守ってください
カゼインプロテインは素早く吸収したい時よりは、ゆっくり効いてほしい時に飲むのが効果的です。
小腹がすいた時や、ダイエット中のお菓子代わりに飲むと、空腹感が満たされるのでおすすめ。また就寝前に飲めば、睡眠中でも適度にタンパク質が補給された状態にできます。成長ホルモンが活発になる睡眠中に、必要な栄養分を届けられるのがメリットです。
運動後など素早く筋肉にアプローチしたい場合は、ホエイプロテインと混ぜて飲めるミックスタイプが向いています。


カゼインプロテインは体に悪いって本当?
カゼインプロテインはおすすめしない、体に悪いという意見を見て不安に感じたという方もいらっしゃるかもしれません。
結論として、カゼインプロテインを飲むことで、直接的に健康を害するわけではありません。ただしカゼインプロテインは消化が遅いため、胃腸の調子が悪い人や消化器系の問題がある人にとっては不快感を引き起こすことがあります。
飲めば飲むほど健康に良いというものでは無いので、過剰摂取を控えて1日の適切な量を守って飲むのが大切です。



お腹が弱い方は無理をせず、ソイプロテインなど乳糖を含まないプロテインに変えてみるのもおすすめです。






まとめ
いかがでしたか?
今回の記事ではカゼインプロテインについておすすめや特徴、メリット・デメリットを詳しく解説してきました。



小腹がすいたときにお菓子感覚で栄養が摂れるのは嬉しいですね。



効果的なタイミングを狙って取り入れるのがおすすめですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました!